2018年09月24日

499佐賀県唐津市浜玉町にも武雄神社がある

499佐賀県唐津市浜玉町にも武雄神社がある

20171126

太宰府地名研究会 古川 清久


 佐賀県武雄市の武雄神社と言えば武内宿禰の父神を祀る神社として良く知られます。

武内宿禰そのものを祀るとする黒男神社などと併せ考えれば、宇佐神宮にも黒男神社としてあるように、九州島だけでも相当数の武内宿禰系神社が拾えます。

 この佐賀県武雄市にある武雄神社は、武内宿禰の母神にあたる山下影姫を単独で祀る黒尾神社が同市の黒尾地区を始め、武雄市武内町にも数社ある事から、まず、この地で武内宿禰が産まれた可能性も含め、濃厚な地域である事は間違いないでしょう。

 少なくとも、山下影姫を祀る神社は九州島(他には佐賀県基山町や福岡県など)にしかなく、母神を祀る神社が全くない和歌山県が武内宿禰の出身地であると言う話は、「邪馬台国畿内説」などといった利権絡みの大嘘を信じる連中が創り出した偽装でしかなくほとんど漫画にしか見えません。

 “学会通説に沿った教育委員会関係者や学芸員の話だけを鵜呑みにせずにきちんと調べろ!”と思わず言いたくなってしまいます。

 さて、武内神社が島根県松江市にもあるのですが、この問題には踏み込まず、ここでは同名の武雄神社について触れてみたいと思います。

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ところが、佐賀県でも玄界灘側の唐津市の七山村の西隣の浜玉町に武雄神社があるのです。

 この奇妙さは北部九州におられる方でなければお分かり頂けないとは思います。

初めてこの事実を知ったのは十五年程前だったのですが、2018年から福岡県旧二丈町〜佐賀県旧七山村一帯の神社のトレッキングを行なう事から下調べをしていて思い出し、一応、ブログとして書き留めておこうと取り上げることにしました。


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境内に置かれた同社縁起


境内社として八天宮、秋葉社があるとのことですが、も共に金山彦を祀る神社です。

近世の勧請神社である事から間違いないようです。

 では、百嶋神社考古学が武雄神社の主神の武雄心命を誰と考えているかをお話ししておきましょう。

 無論、通説とは異なります。

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百嶋由一郎金神神代系譜


話が混乱しますが、始めに申しあげた屋主忍男武雄心命と山下影姫との間に武内宿禰が産まれているという話はあくまでも通説によるものでしかありません。

百嶋神社考古学では8代孝元天皇と山下影姫との間に産まれたのが大彦の弟の武内宿禰であって、武雄心命は長脛彦の流れをひいた甘美内宿禰の父とするのです。

従って金山彦の子である長脛彦(珍彦)の血をひいた可能性のある武雄心命を祀る神社(この武内神社であり、百嶋先生は「タケオゴリ」と読むべきと言われていました。…これは別に書く必要がありますが、ここでは省略します)の境内社として八天宮、秋葉社=金山彦がある事が良く分かるのです。

逆に言えば佐賀県武雄市の武雄神社の表面にはその痕跡を留めておらず、肥前でも天領であったこの地の武雄神社にその痕跡を留めている事に静かな感動を覚えるのです。

ただ、この辺りの問題は最も難しい部分で、百嶋先生は容易に書いておられるように見えますが、その背後には想像を絶する苦労がおありだったものと理解しています。

私達は全てをお聴きしている訳ではないため、可能な限りフィールド・ワークを行い裏どりをし少しずつ解決へのもつれた糸をほどいてはいますが、まだまだ、全く到達していません。

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百嶋由一郎金神神代系譜


研究目的で百嶋由一郎氏の資料を必要とされる方は09062983254までご連絡下さい

posted by 久留米地名研究会 古川清久 at 00:00| Comment(0) | 日記
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