2018年01月05日

412 奥出雲の神々 19 亀嵩の湯野神社

412 奥出雲の神々 19 亀嵩の湯野神社

20170508

太宰府地名研究会(神社考古学研究班) 古川 清久


 亀嵩の湯野神社は亀嵩温泉からそう遠くない小山に鎮座しています。

湯野神社の名称もこの亀嵩温泉から付されたものなのでしょうか。

まさかここで松本清張の「砂の器」の神社に遭遇するとは思いもしませんでしたが、参道階段を登ると手入れの行き届いた社殿がありました。


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無題.png「砂の器」はほとんど覚えていませんが、殺人事件に絡み、東北弁と「カメダ」という言葉が謎解きの鍵になるのです。始めは東北への捜査を進めるのですが、捜査に行き詰まり困った今西刑事が言語学者に相談すると、出雲地方には東北弁によく似たズーズー弁で喋る地域があることがわかり、「カメダ」がこの奥出雲の亀嵩ではないかと展開を見せるのです。実際、奥出雲の神々 11 中村聞語山の八満宮の木野宮司のお話も致しましたが、出雲や伯耆には所謂ズーズー弁が(恐らく)残存しており、この事実への関心がこの松本清張の小説の動機にさえなっていたのではないかと思うものです。

 まさしく、この一帯は出雲地方でも最も辺境の地であり、半世紀前までは相当に色濃く残っていたものと思われます。

 事実、出雲どころか石見の益田の山奥でも残っていた事を職場の同僚から聞いていた事まで思い出してしまいます。

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さて、島根県神社庁データによれば、主祭神は 大己貴命、少彦名命、邇々藝命、事代主命となっていますが、あまりバランスが良くありません。どうも違うのではないかと思ってしまいます。

僭越ながら、大己貴命、少彦名命は良いとしても、邇々藝命は取って着けた印象を受けますし、事代主命になると、建御名方はどうしたのと言いたくなります。

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島根県神社庁データに基づく 主祭神 大己貴命・少彦名命・邇々藝命・事代主命

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多くの境内社、摂社があります。

大歳、荒神(恐らくこれは奥津彦=大山咋で奥津姫=鴨玉依姫の夫神)、牛神、金屋子神、社日社、これ以外は全く判別が付きません。

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百嶋由一郎最終神代系譜(部分)


研究目的で百嶋由一郎氏の講演の音声CD、神代系譜、手書きデータを必要とされる方は、09062983254までご連絡ください(随時)

posted by 久留米地名研究会 古川清久 at 00:00| Comment(0) | 日記
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