太宰府地名研究会(神社考古学研究班) 古川 清久

はじめに


すでに、当方の「ひぼろぎ逍遥」がオンエアされていますが、九州王朝論の立場から、より「神社考古学」へとシフトした神社研究の古層を探るものとして新たなブログをスタートさせました。


かなり突っ込んだ内容で書いて行く言わば奥ノ院にしたいと考えています。


綾杉るな女史による「ひもろぎ逍遥」は、九州大学の物理学の教授であった故真鍋大覚氏による「那の国の星・拾遺」をヒントに神功皇后を追い求めておられます。


これに対して、対向の意図は全くないのですが、当方は、かつて、草ヶ江神代史研究会を主宰されていた百嶋由一郎氏の神社考古学に基づくフィールド・ワークにより書いて行きたいと考えています。


お断りしておきますが、「ひもろぎ」も「ひぼろぎ」も同一の意味で、「かむりつく」「かぶりつく」、「ねむたい」「ねぶたい」、「つむる」「つぶる」・・・とM音とB音が入れ替わっても全く意味が変わらない言葉が日本語には沢山あるのです。


これは、基本的には呉音と漢音の対抗を意味しており、これ以外にも、N音とD音の入れ替わり現象、濁音の清音化現象も認められます。


詳しくはユーチューブ等で永井正範氏の講演をお聴きください。


また、このブログには百嶋神社考古学を追求する他のサテライト研究会に参加されている研究者の小研究を掲載することも考えています。


最近の傾向としては後発の(跡宮)の方がより読み込まれているようです。



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2014年11月03日

011 阿蘇外輪山の外に呉橋がある

011 阿蘇外輪山の外に呉橋がある
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久留米地名研究会(神社考古学研究班) 古川 清久


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 宇佐神宮や中津の薦(コモ)神社の呉橋は知られていますが、真新しい屋根つきの橋が人知れず存在しています。
 これが、ただのお遊びで造られたものなのか、それなりの謂れがあっての物なのかを知りたいことから情報収集のために公開することとしました。
 屋根つきの橋とくれば、まずは、ダーティ・ハリーの「マディソン郡の橋」のイメージの方が強いでしょうし、これがその手の物として造られたものであれば悩みは全くありません。
 しかし、通常、行政が不必要な屋根つきの橋などをわざわざ造ることはないため、もしも、元々何らかの呉橋風の古橋が残っていて、それを再建したものであるとも考えられるのです。
 それは、遠い古代、この阿蘇外輪山の外に中国の雲南省、貴州省辺りから大量の移住者が入って来ているという問題を考え続けているからです。
 その点からすると、小さなものでも屋根付の橋と言う奇妙な風習の痕跡は探す価値があるものなのです。
 二十五年ほど前に長野県の上田市の鹿教湯温泉でも屋根付き橋(「五台橋」)を見たことがありますが、京都の東福寺はもとより、全国的にはまだ外にもあるようで、かなり重要な民俗学的テーマなのです。
 これについては、草部吉見神社について書いた先行ブログ、033 034 阿蘇高森の「草壁吉見」神社とは何か? 支那 前篇 後編をお読み頂ければお分かりになるでしょう。
もちろん、肥後人の大半は原中国大陸からの渡来人というのがその意味です。
現在も呉橋や鼓楼を造りつづけている民族(トン族)他が貴州省、雲南省などの少数民族地帯に数多く住んでいることは、116 八角形の巨大な人工地形が八女市に存在する でも触れましたが、このオウムが進出し拠点化を考えていた波野村が、草部吉見神社のある高森町、草部吉見(日子八井)の妃を出した乙姫神社がある産山村などと併せ、古代、中国からのボート・ピープルの到達地と考えており、この屋根付の橋は迂闊に見逃すことができないのです。

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阿蘇望橋というふざけた名前ではありますが堂々たる呉橋ですね


映画「マディソン郡の橋」に憧れる向きには一見の価値ある場所であるため、付近のスズラン自生地と併せ見学に行かれたら良いかと思うものです。
場所をご紹介しておきます。
阿蘇から外輪山を越え、豊後竹田方面に57号線を東に向かうと道の駅波野があり、そのちょっと先に笹倉という交差点があります。
そこから右手に大型基幹林道を南に下り阿蘇から高千穂へのループ橋方面に向かうと、ほどなく豊肥線波野駅から来た道との交差点に出ます。そこから直ぐ南にこの橋があるのです。

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貴州省トン族の呉橋

posted by 久留米地名研究会 古川清久 at 14:06| Comment(0) | 日記
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