2018年02月24日

429 奥出雲の神々 番外編 @ 島根県神社庁リストにない神社 小馬木の板敷神社

429 奥出雲の神々 番外編 @ 島根県神社庁リストにない神社 小馬木の板敷神社

20170519

太宰府地名研究会(神社考古学研究班) 古川 清久


 奥出雲町の全神社調査が終わりました。目的は奥出雲町が仁多郡であることから「先代旧事本紀」に書かれる物部25部族筆頭の二田物部(ニギハヤヒ=山幸彦=猿田彦=五十猛…)の痕跡を辿るものでした。

神社庁データによれば34社が拾えます。

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以下省略

その意味では、以下の4社のみならず、これ以外にも摂社、分社、末社…にその姻戚関係も含めて、ニギハヤヒの痕跡を辿れるものがあり、全体として非常に濃厚な物部氏の影を見る事ができたのでした。


鬼神々社     素盞鳴命・五十猛命        仁多郡奥出雲町大呂2058番地2

伊賀多氣神社   五十猛命・素盞鳴尊、大己貴命  仁多郡奥出雲町横田1278番地

伊賀武神社    五十猛命・武御名方神      仁多郡奥出雲町佐白116番地

高尾神社     大国主命・布留魂命・五十猛命  仁多郡奥出雲町高尾780番地


 ただ、うっかりして金刀比羅神社 金山彦命・素盞鳴命 仁多郡奥出雲町河内515番地 についてはパスしてしまいましたので、オンエアまで(来年二月)には再訪し調査を終える事が出来ると思っています。

 無題.png二回の調査により全体で3433)社を廻ったのですが、実際に遭遇した神社はこの他にもありました。

 神社庁のリストに登載されていない神社があるのか?とお考えの方もあるかと思いますが、三宝荒神(荒神さんは概して神社庁管理の神社でないものが多いようです)も含め、個人の屋敷神や神社庁とは別系統の教派神道系の祭祀もあるのです。

 実は、今回の調査でも二社ほどリストにない神社と称するものがありました。

 一つは馬木小林の板敷神社です。

 馬木の天満宮二社を探している時に偶然発見したものですが、鳥居を持つそれなりの神社であり、何故リストに載せられていないのかと奇妙に思った物でした。

 ここではこの神社に詳しいコメントを加えるつもりはありません。

 この神社も伊賀平山直下の神社である事から、伊賀多氣神社:五十猛命・素盞鳴尊・大己貴命、伊賀武神社:五十猛命の社名に伊賀があるように、五十猛を祀る神社であるか関係する神社ではないかと思っていました。

 そこで、敬愛する「神奈備」氏で小馬木の八幡神社を検索すると、同社の境外摂社として板敷神社「櫲樟日命」があることが分かりました。

この櫲樟日命こそ熊野櫲樟日命:クマノクスビ命であり、前ブログで「百嶋神社考古学では、イザナギと別れた後、博多の櫛田神社の大幡主のお妃となりヤタガラスの母神」と書いたクマノクスビノミコト(クマノフスミノミコト)だったのです。

 結果として、直接的には五十猛命ではなかったのですが、このクマノクスビノミコトの夫神である大幡主の腹違いの子がニギハヤヒ=五十猛=猿田彦=山幸彦と考えますので、あながち無関係と言う訳でもなかったのでした。

 これについては、ひぼろぎ逍遥 201宮崎市(日南海岸)のアコウの茂る野島神社 をお読みください。

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板敷神社 カーナビ検索 島根県仁多郡奥出雲町小馬木


しかし、板敷神社という名前で熊野櫲樟日命が鎮座されていたとは思いもよりませんでした。

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本殿

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本殿の直ぐ裏にあることから本来はこの小さな遊水池が御神体かも知れません

posted by 久留米地名研究会 古川清久 at 00:00| Comment(0) | 日記