2018年02月15日

426 奥出雲の神々 32 八代の仰支斯里神社

426 奥出雲の神々 32 八代の仰支斯里神社

20170517

太宰府地名研究会(神社考古学研究班) 古川 清久


 425 奥出雲の神々 31 で取り上げた馬馳の八幡宮 からもそう遠くないところに鎮座する変わった名前の神社です。

無題.png

仰支斯里(カミキリ)神社正面


 何とも不思議で奇妙な社名からネットを浚うと、無題.png氏が書いておられました。


島根県の奥出雲町にある「仰支斯里神社」を訪ねました。

奥出雲町には素戔嗚尊と八岐大蛇の伝説が数多くあります。

この仰支斯里神社は素戔嗚尊(スサノオ)を主祭神としてお祀りしています。「仰支斯里」と書いて「カミキリ」と読みます。普通には読めません。

素戔嗚尊が高天原から出雲の地に降りて来た時に髪を切ったという伝説があるので「カミキリ神社」だと言います。

なぜ「仰支斯里」と書いて「カミキリ」と読むのかと言えばこれは謎ですが、ここの神社の宮司さんの推測では、先ずは「髪きり」の「髪」の字を分解して「髟友」と書き、さらに「きり」を仮名文字で「期里」と書いていたものが、書き写していく段階で崩し字で書いていたので、「髟友期里」を「仰支斯里」と誤って写したのではないかと言います。

「髪きり」

  ↓

「髟友期里」

  ↓

「仰支斯里」

名前を表す漢字はとても不思議ですが、スサノオのエネルギーを感じる素敵な神社です。

でももしかするとただの誤写ではなく、その「仰支斯里」という文字には何か特別のスサノオの「言霊〜ことたま」が隠されているのかもしれません。漢字には不思議な力が宿ります。

私は自由に空想を膨らませます。


 中々、宮司に逢えない時代ですので、非常に有難い情報です。

 草書体と言うか、崩し文字が一般的だった時代は略字が同字に見える例が頻発しますので、ありえない話ではないですが、一般には納得できないレベルでしょう。

県神社庁の資料によれば 祭神は 天狭霧神 とされています。

敬愛する玄松子氏を参考にすると…

無題.png

とありますが残念ながら要領を得ません。

無題.png

神社側の説明文です

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素晴らしい顔の神社です


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再掲 県神社庁の資料によれば 祭神は 天狭霧神 とされています。祭神不明のため先に境内摂社などから考えて見ましょう。

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不明の天狭霧に山乃神(恐らく大山祗でしょうから)が関係している事は間違いないでしょう。

それは神殿の床下に産土もしくは石持ち神事に通じるものを見た時にそう感じました。

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参道右手に稲荷社と思える脇参道が延びていました


現段階ではお手上げですが今後も調べる事にします。

無題.png

百嶋由一郎最終神代系譜(部分)


研究目的で百嶋由一郎氏の講演の音声CD、神代系譜、手書きデータを必要とされる方は、09062983254までご連絡ください(随時)

posted by 久留米地名研究会 古川清久 at 00:00| Comment(0) | 日記