2017年12月20日

407 奥出雲の神々 15 横田の伊賀多氣神社

407 奥出雲の神々 15 横田の伊賀多氣神社

20170507

太宰府地名研究会(神社考古学研究班) 古川 清久


 横田町を睨む高台に鎮座する立派な式内社が伊賀多氣神社です。この神社も第一次調査によって実見した4社の一つでした。

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主祭神は、素戔嗚尊の御子とされる五十猛命であり(百嶋神社考古学ではそのように=素戔嗚尊の御子は考えませんが)、相殿として素戔嗚尊、大己貴命を合わせ祀る神社です。

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伊賀多氣神社の伊賀多氣とは何でしょうか?

 伊が(所有の格助詞)猛る(猛々しい男)の神社と考えればとりあえず意味は通ります。

 それは 伊賀武神社 五十猛命・武御名方神 仁多郡奥出雲町佐白116番地 がある事からも分かります。

伊賀武とは伊の猛=五十猛なのであり、結局、伊賀多氣神社とは物部の雄五十猛=ニギハヤヒ=山幸彦=佐歌彦=佐田彦大神(出雲の佐田大神とは別神ですので要注意)を祀る神社である事が分かるのです。

冒頭から、百嶋神社考古学では五十猛命は素戔嗚尊の御子でないとしました。それについては、blogひぼろぎ逍遥(跡宮)外でふれて来ましたので殊更書くことはしませんが、最後尾にスサノウ、ニギハヤヒの関係が辿れる神代系譜を出しておきますので、ご自分で検討され、信用する信用しないを判断されれば、それはそれで結構です。私達百嶋神社考古学の者は古事記神話の95%は虚偽だとしているだけなのです。

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萬歳山神社 カーナビ検索仁多郡奥出雲町横田1271番地


県神社庁の資料は住所が仁多郡奥出雲町横田1278番地となっていますが1271番地の誤りですね

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境内には目立った摂社もなく五十猛命・素盞鳴尊・大己貴命を祀る神社であることは間違いがないようです。

 この神社の由緒の書き方からは少し奇妙な印象を受けます。それは主神であるはずの五十猛命についてはほとんど触れられず、素盞鳴尊のオロチ退治に終始しているからです。

 全体としては、本来、五十猛命を単独で祀る神社であったものが、通説に沿って都合の良い素盞鳴尊・大己貴命が加えられたとの印象を受けてしまいます。

 五十猛命単独祭祀を感じる理由はこの延喜式以来の「伊賀多氣神社」という社名にあります。

 伊野、今宿、今津、今山、伊賀、伊香、伊賀屋…が、ニギハヤヒ=山幸彦=彦火々出見=猿田彦…系氏族が定着した地名である事を経験的に知っているからです。

 当然、社名にも反映されますし、伊賀多氣神社もその一つだからです。

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百嶋由一郎 005アイラツ姫系譜(部分


研究目的で百嶋由一郎氏の講演の音声CD、神代系譜、手書きデータを必要とされる方は、09062983254までご連絡ください(随時)

posted by 久留米地名研究会 古川清久 at 12:00| Comment(0) | 日記