太宰府地名研究会(神社考古学研究班) 古川 清久

はじめに


すでに、当方の「ひぼろぎ逍遥」がオンエアされていますが、九州王朝論の立場から、より「神社考古学」へとシフトした神社研究の古層を探るものとして新たなブログをスタートさせました。


かなり突っ込んだ内容で書いて行く言わば奥ノ院にしたいと考えています。


綾杉るな女史による「ひもろぎ逍遥」は、九州大学の物理学の教授であった故真鍋大覚氏による「那の国の星・拾遺」をヒントに神功皇后を追い求めておられます。


これに対して、対向の意図は全くないのですが、当方は、かつて、草ヶ江神代史研究会を主宰されていた百嶋由一郎氏の神社考古学に基づくフィールド・ワークにより書いて行きたいと考えています。


お断りしておきますが、「ひもろぎ」も「ひぼろぎ」も同一の意味で、「かむりつく」「かぶりつく」、「ねむたい」「ねぶたい」、「つむる」「つぶる」・・・とM音とB音が入れ替わっても全く意味が変わらない言葉が日本語には沢山あるのです。


これは、基本的には呉音と漢音の対抗を意味しており、これ以外にも、N音とD音の入れ替わり現象、濁音の清音化現象も認められます。


詳しくはユーチューブ等で永井正範氏の講演をお聴きください。


また、このブログには百嶋神社考古学を追求する他のサテライト研究会に参加されている研究者の小研究を掲載することも考えています。


最近の傾向としては後発の(跡宮)の方がより読み込まれているようです。



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2016年09月19日

 237 あまりに立派な貴船神社 “福岡県鞍手郡小竹町勝野の貴船神社”

237 あまりに立派な貴船神社 “福岡県鞍手郡小竹町勝野の貴船神社”

20160407

 久留米地名研究会(神社考古学研究班) 古川 清久

以前、ひぼろぎ逍遥160 何故か感涙を禁じえぬあまりに立派な高木神社“大任町の高木神社”を書きましたが、今度は貴船神社の話です。

高木神社も筑豊に多い神社ですが、それを上回る(恐らく倍以上)の70社近くあると思われるのが貴船神社です。


貴船神社(きふねじんじゃ)は、京都府京都市左京区にある神社式内社名神大社)、二十二社(下八社)の一社。旧社格官幣中社で、現在は社本庁別表神社

全国に約450社ある貴船神社の総本社である。地域名の貴船「きぶね」とは違い、水の神様であることかららず「きふね」という。

ウィキペディア(20160408

 などと、何でも「京都からの勧請」などと説明されるのはこの貴船神社に於いても同様ですが、その分布の厚さを考える時(小竹町でも56社は有るでしょう)、筑豊こそが震源地である事だけは間違いないでしょう。

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ただ、貴船神社は多いものの、誰を祀っているのかが全く見当が着かないのです。

 かれこれ筑豊だけでも70社近くある内、40社近くを見て回りましたが、祭神に関してはほとんど参考にならないものが半分以上ある上に、祭神が分かったとしてもバラつきが多く、結局誰を祀っているかが拡散して分からなくなってしまうのです。

 その上、道路整備、地域整備が遅れているところが多いのですが、この神社は立派な上に、社殿に勢いと活力が感じられ、貴船神社の一般的な弱々しい印象を受けないのです。

それはともかく、これだけ見ても、結局、未だに祭神を特定できないのです。

 従って、この貴船神社に関してもその一例でしかなく、貴船一般を論じようとするものではありません。

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同社縁起


高龗神(タカオカミ)、闇龗神(クラオカミ)、素盞鳴尊(スサノオノミコト)、稲田姫命、脚摩命(アシナヅチ)、手摩命(テナヅチミコト)と書かれています。

 ただ、ここでは(も)、排斥されたスサノウ系を意識してしまいます。では、社殿をご覧ください。

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 境内社には、猿田彦は勿論の事、筑豊では珍しい大日霊(オオヒルメ)さえも従えているのですから不思議な神社です。

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posted by 久留米地名研究会 古川清久 at 14:27| Comment(0) | 日記